みなさんは、「カフェイン」と聞いてどんなイメージをお持ちですか?
おそらくカテキンなどと同じで、私たちにとって身近な食べ物や、飲み物に入っている成分という程度のイメージだと思います。
でも、身近だからこそ危険なこともあるんです。
みなさんは、カフェインを摂って死ぬことがあるなんて考えたことがありますか?
今回は、恐るべきカフェインの致死量とカフェイン摂りすぎたら危ないのかどうかについてご紹介していきます。
カフェインは「普通」に摂っているなら大丈夫!
カフェインが入っている代表的な飲み物として、コーヒーが挙げられると思います。
家で飲んだり、カフェや職場で飲んだり、あるいはコンビニで買って飲んだりと、1日に何杯か飲んでいるという方は多いと思います。
でも、ほとんどの方が摂っている1日あたりの量くらいでは、まず死ぬことはありません。
スポンサーリンク
そりゃそうですよね。
もしその程度で死んでしまうなら、とっくにカフェインが入っているものは販売禁止になるはずです。
カフェインの致死量はどれくらい?
カフェインの致死量は、体重によって違います。
例えば、体重50kgの方であれば10gです。
よく売られているブラックの缶コーヒーでいうと、100缶を飲む計算になります。
しかもこの致死量というのは、一日かけて飲むのではなく一度に飲んだ場合です。
そう考えると、やっぱりありえないと思う方もいるでしょう。
でも、これが缶コーヒーではなく、よくコンビニで売っている眠気覚ましドリンクだと、そうでもないのです。
某メーカーの眠気覚ましのドリンクを例にとると、同じ体重50kgの方で約60本を一度に飲むと致死量になります。このドリンクは1本50mlですので、60本飲んでも300mlです。
スポンサーリンク
眠気覚ましのために60本も一気に飲む方なんて普通はいないと思いますが、でもたった300mlで致死量になると思うと、恐いと思いませんか?
子どものカフェインの摂りすぎは危険!
先ほどは体重50kgの方を例に挙げましたが、これが子どもの場合だともっと低い量でも致死量になります。
カフェインには利尿作用があるため、もし赤ちゃんにカフェインの入ったものを、たくさん飲ませると脱水症状になり、最悪の場合死に至ります。
そのため、赤ちゃんには原則カフェインの入ったものは摂らせません。
これは、子育て中の方ならご存知だと思いますが、知らない方にはぜひ知っておいてほしい知識です。
カフェインを致死量摂取するとどうなる?
もし、致死量を摂取してしまうと、中枢神経が侵されて視覚異常や聴覚異常が起きたり、幻覚や幻聴が起きたりします。
また、歩行困難になったりもします。
しかし、致死量を摂取したからといって必ず死に至るわけではありません。
むしろ、死に至るのは稀だと言われています。
基本的に、カフェインの摂りすぎで死ぬことは稀です。
普段口にする物のカフェインの量には気をつけよう!
いかがでしたか?
みなさんが口にするものに、どれくらいカフェインが含まれているのかは気にする必要があります。
コーヒーとお茶を飲んで、その後風邪薬を飲む。今言ったものにはすべてカフェインが含まれています。
少し摂りすぎただけでも、軽い中毒症状が出ることもあるので、日頃から注意しましょう。