長距離の運転やお昼休憩の後の会議、あるいは授業中など、起きてなければいけない時に限って眠くなることありませんか?
眠くなったときにやることと言えば目薬をさしたり、ガムを噛んだり、コーヒーを飲んだりとさまざまなことを試した経験が誰でも一度はあるのではないでしょうか?
でも、こうしたことを試してみても、気休め程度にしかならないことも多いはず。
そんな時、もっと効率的に眠気をとることができる方法があったら、あなたは試してみたいですか?
今回は、カフェインの錠剤は眠気対策に効果あるのか?そして正しい飲み方とリスクについてご紹介します。
眠気に効く!?魔法のようなカフェインの錠剤がある?
実は、眠気を覚ましてくれる魔法のような錠剤があるんです。
1錠飲むだけで、一定の効果が期待できると言われている優れものです。
その正体はというと、なんとカフェインなんです。
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カフェインであれば、コーヒーや眠気覚ましのドリンクにも含まれていますが、これらと違うのは1粒に含まれる量の多さです。
例えばコーヒーであれば、1杯につき60〜70mg程度のカフェインが含まれているといわれています。
また、とある眠気覚ましのドリンクは50mlあたり120〜150mg程度含まれています。
しかし、このカフェインの錠剤はというと、メーカーにもよりますが1粒で100mg含まれているんです。
カフェインの錠剤は効き目は抜群!でも危険?
この錠剤は、無水カフェインという水を含まないカフェインで固めてできています。
だから1粒に成分が凝縮されていて、小さくても効き目が確かなんですね。
眠気をとるために、コーヒーを10杯飲むのは難しいでしょう。
でも、錠剤を10粒飲むのは簡単だと思います。
そこには錠剤だからゆえの危険が潜んでいるんです。
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それは、用法や用量を守らないで飲んでしまうことの危険性です。
本当は1日1粒と書いてあるのに、薬じゃないから大丈夫だと安易に考えて一度に2〜3粒平気で飲んでしまう方もいるでしょう。でもこれは、かなり危険な行動なんです。
カフェインの錠剤は薬じゃないけど死の危険がある!
特にアメリカのカフェイン錠剤には、200mgも含有されているものがあります。
日本でもインターネットなどで購入できるのですが、これを一度に2〜3粒飲んだ場合を考えてみて下さい。
400〜600mgも一度に摂ったことになるのです。
コーヒーでいうと7〜10杯飲んだことになります。
これは、明らかに摂りすぎで、単なる眠気覚まし以上の効果が出てしまいます。
また、一度に摂りすぎるとカフェイン中毒になる危険性があります。
中枢神経に作用して歩行障害が出たり、精神が異常になり、視覚や聴覚異常などが起きます。
確かに薬ではありませんが、サプリメントと同じような感覚で摂るのは危険なことなのです。
薬と同じだと思って、必ず用法や用量を守ることが大切なのです。
子どもやお年寄りはカフェインの錠剤に要注意!
こうした錠剤には、年齢制限が設けられていて、だいたい15〜18歳未満は飲んではいけないという表示がしてあるものがほとんどです。
それは、特に子どもは体が未熟でカフェインの影響受けやすいからです。
また、お年寄りは体が弱く、カフェインには脈が速くなる作用もあるので、あまりおすすめできません。
心臓が悪い方にとっては致命的になる危険もあるからです。
眠い時にはカフェインの錠剤は手軽で便利!
危険性のあるカフェインの錠剤ではありますが、用法・用量を守れば手軽で効き目もあるので便利だといえます。
絶対に寝てはいけない時だけに飲むようにして、他にカフェインが入った飲み物を飲まないようにすることも大切ですね。
錠剤を飲むのはここぞという時だけにして、その他はコーヒーなどの飲み物で、眠気をおさえるように使い分けをしていくことがよいでしょう。
錠剤を飲むときは、常に中毒の危険性があることを頭に入れておくことも大切です。