喜びに沸いた妊娠、そして苦労して出産した我が子は、何ものにも代え難いくらいに可愛いものですよね。
そんなママは妊娠中に、たくさんの我慢をしたと思います。
お酒ダメ、たばこダメ、そしてカフェインの摂り過ぎはダメというように、今まで好きだったものを全部我慢していましたよね。
でもいざ出産すると、気も抜けてしまい、慣れない育児のストレスもあってついお酒などに手を伸ばしたくなるママもいるのではないでしょうか?
しかし、ママの我慢は続きます。妊娠中と同じで、出産してからも授乳中はお酒やタバコはもちろんダメ!
そしてカフェインも摂りすぎてはいけないのです。
お酒やタバコがダメなのは何となくわかるけど、ではどうしてカフェインの摂り過ぎはダメなのでしょうか?
そこで今回は、実は危険かもしれない、授乳中ママが知っておくべきカフェインのリスクについてご紹介します。
ママが飲んだカフェインは母乳に含まれる?
スポンサーリンク
例えばママがコーヒーを1日に3杯飲んでいるとしましょう。
コーヒーに含まれるカフェインは、飲んでから30分ほどで体内に取り込まれます。
そのうちの約1%前後が、母乳となって排出されてしまうのです。そのため、それを飲んだ赤ちゃんは、ママと同じカフェインを摂ってしまいます。
母乳は、ママが食事や水分から摂った栄養で作られています。
だから、ママが偏った食事をしていたり、甘いお菓子ばかり食べていると、母乳はまずくなると言われています。
赤ちゃんは、ママの母乳の味をよくわかっています。
ちょっと味が違うだけでも、敏感な赤ちゃんは飲まなくなってしまうこともあるようです。
なぜ赤ちゃんはカフェインを摂ってはいけないの?
母乳と介して赤ちゃんがカフェインを摂ると、赤ちゃんは眠れなくなったり、過度に興奮して泣くようになります。
また、利尿作用があるのでおしっこの回数が多くなって、脱水になるおそれがあります。
スポンサーリンク
赤ちゃんは大人と違ってまだ体が小さいので、少量摂っただけでも、大人以上に影響が出ることがあります。
そして赤ちゃんが摂ってしまったカフェインは、3日間くらいかけないと体から排出されず、体内にとどまると言われています。
カフェインは最悪赤ちゃんの生死にもかかわる?
授乳中のママが、毎日たくさんのカフェインを摂って、それに加えてタバコを吸っていたり、タバコを吸う人が周りにいると、乳幼児突然死症候群(SIDS)になるリスクが高くなると言われています。
SIDSは子育て中のママならご存知かと思いますが、何の前触れもなく赤ちゃんの呼吸が止まり、そのまま死に至るとても怖い病気です。
SIDSの原因はまだはっきりと解明されていませんが、近年の研究でタバコやカフェインが、そのリスクを上げることがわかってきました。
ママが知らないうちに、赤ちゃんを死に近づけているかもしれないのです。
授乳中でなければカフェインを摂取しても大丈夫!
完全母乳で赤ちゃんを育てている場合には、授乳中のカフェインには気をつけましょう。
ただ気をつけると言っても、1日に2~3杯程度のコーヒーであれば、母乳に影響しないと言われています。
だからといって、一度に3杯飲んでしまうのは危険です。間をあけて摂るように心がけるとよいでしょう。
また、授乳中ではあるけれど混合栄養という方は、カフェインを摂った後の授乳を避けてミルクにすれば、あまり気にせずに摂ってもいいですね。
または摂って1時間後くらいの母乳は捨ててしまうというのも一つの方法かもしれません。
授乳中のママは夜もまともに寝られず、毎日眠気と闘っていることと思います。
上手に摂ることで、ストレスを発散しながら育児ができるといいですね。